『運転者 未来を変える過去からの使者』人生を劇的に変える方法は、上機嫌でいること
久しぶりに面白い本に出会って興奮している。それがこの本。
『運転者 未来を変える過去からの使者』。
読み始めると「あれ?普通の小説なのかな?」と思ったけど、ストーリー仕立てになっている哲学書というか、人生の教訓みたいな感じ。
良い運気を呼び込むためには「上機嫌でいること」というのはいろんな本やネットでも見かけてきたけど、上機嫌でいることでどんなことが起こるのか、不機嫌でいることでどれだけチャンスを逃しているのかということがよく分かる。
世の中には「頑張ってるのに全然報われない」と思っている人がたくさんいるけど、この本では「報われない努力は絶対にない」と書かれてあって、頑張ったのに何の成果も出ないときは、「運ポイント」を貯めているからと説明されてある。
運ポイントは貯めれば貯めるほど大きな良いことが起こり、小出しに使えば小さい良いことが起こる。すぐに結果が出る人は小出しに運を使っているだけで、報われないと思っている人は「ツイていない」のではなく、本当は運ポイントが貯まっている。
春に植えた種が数カ月後に実るように、私たちの人生も芽が出るまでには時間がかかるようになっている。だから「成果が出ない」のではなく、「まだ成果が出ていない(これから出る)」ということ。
そういう風に考えて人生を生きていると、困難なことにぶつかっても乗り越えられそうな気がする。誰だってその先に大きなチャンスが待っていると思えば、頑張れるものだから。
あと、人はよく損得勘定で物事を判断してしまうけど、これも捨てた方がいいと書かれてある。損得勘定で生きている限り、本当のチャンスには気付きにくい。チャンスって思わぬところに転がっているものだから。
そして人生が変わるときって目に見えて劇的に変わるのではなく、そのときは変化に気付かないし、何かが起こっているとは気付きにくい。
でも後から振り返ってみたときに、「そういえばあれがターニングポイントだったな…」と気付く。
だから「全然状況が変わらない」「良くならない」と思っていても、本当は既に人生が好転し始めていたりする。
私はミニマリストで部屋は綺麗にスッキリ片付いているし、夜は22時までには寝て朝は4時までには起きるし、食事には気を遣っていて料理も工夫している。
でも数ヶ月前までは部屋は物が雑多に置かれていたし、昼夜逆転生活をしていたし、食事も冷凍食品やインスタントラーメンを食べ、自炊するときも同じようなメニューばかり作っていた。
今思えばターニングポイントは「一冊の本を読んだこと」だったんだけど、そのときはまさか自分がミニマリストになるなんて思ってもいなかったし、料理や掃除が大好きになるとも思っていなかった。
一冊の本を読む。
人生ってこんなに小さなことから変わっていくんだなぁ。
私は人生や暮らしに「気付き」を与えてくれる本ってすごい好き。
だから常にAmazonで本を検索しているし、たくさんの本を拾い読みするためにKindle unlimitedにも入っている。990円?だったけ?でいろんな本を読めるのとか本当お得すぎる。Amazonに感謝☆