お得という言葉のワナ

人はお得なものが大好き。
お得と聞くと、それを手に入れないと損をしたかのように思えてしまう。

でもお得と宣伝されている商品のほとんどは、実はお得ではない。
これに気付いている人はどれくらいいるのだろうか？

「3つで◯円！」
「◯円以上で送料無料！」
「定額◯円で使い放題！」

複数買うとお得な場合、人は必要もないのに2つも3つも商品を買ってしまう。
送料を支払いたくからといって無理やり規定の値段以上の買い物をしてしまう。
使い放題なら使わないと損！と思い、使いたくないときも無理に使ってしまう。

お得という言葉には、必要のないものまで買ってしまうという罠が秘められている。
定額という言葉には、必要以上に使わないと損だと思ってしまう罠が秘められている。

結局お得という言葉に惑わされて買ってしまうと、無駄なお金や時間を費やしてしまうことになる。だから結果的にはお得でもなんでもなく、実は損をしている場合もある。

私はミニマリストになってから極力必要のないものは買わないようにしているんだけど、それでも無意識に無駄遣いをしてしまうこともある。気を付けててもこれなんだから、意識していないとどれだけ無駄遣いをしていることか。
ミニマリストになる前の自分を思い返してみると、ものすごーく無駄遣いをしていたなと思う。

お金を使って得る一時的な幸せよりも、お金を使わずに「今持っているもの」を大事にする方が幸せになれる気がする。

人って当たり前にそこにあるものの価値には気付きにくいけど、私たちが既に持っているもの、当たり前に生活の一部となっているものは、とても価値あるものだと思う。

私は「今あるもの」をしっかり大事にしていきたいな。