哲学書にハマる
読書は大好きで今まで小説からビジネス書までいろんな本を読んできたけど、最近は哲学書にハマってる。
哲学書って難しい感じがして敬遠されがちだけど、読みやすい本もたくさんあってこれが本当に面白い。
今読んでいるのが、「ものの見方が変わる 座右の寓話」っていう本なんだけど、物語によって分かりやすく解説されているから、すごく読みやすくて面白い。
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例えば目をなくしたカバの話。
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ある一頭のカバが川を渡っているときに片方の目をなくしてしまった。
カバは必死になって自分の目を探したが、全然見つからない。
周りの動物たちは「少し休んだ方がいい」と助言するも、カバは「このままだと永遠に目を失ってしまうかもしれない」と休むことなく一心不乱に目を探し続ける。
それでも目は見つからず、とうとうカバは疲れ果てて座り込んでしまう。
カバが動き回るのをやめると川に静寂が戻り、カバがかき回して濁らせていた水は泥が沈み、底まで透き通って見えるようになった。こうしてカバはなくした自分の目を見つけることができた。
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人って問題を解決するためにあれこれ考えたり動き回ったりするけど、ときには立ち止まってみるとそれまで見えなかったものが見えるようになる。
溺れたときはもがけばもがくほど溺れてしまうけど、もがくのを止めれば体は浮く。
現代の人って日々あくせく働いていて常にスマホを持ち歩き、いろんな情報をインプットしながら生きているけど、これだけ動き回っていると見えなくなるものも多いだろうなと思う。
私もシンプルライフを送るようになって、今まで見えなかったものがいろいろ見えるようになった。
忙しいのが良いこととされていたりするけど、やっぱり余白って絶対必要。
たまには何もせず、綺麗な景色を観ながらボーッとするのも有意義な時間の過ごし方なんじゃないかなと思う。
哲学書は仕事や人生のヒントがたくさん詰まってるから好き。